NPO法人「リトミック研究センター」兵庫第一支局直営の音楽教室「神戸音楽館」として、1996年11月、神戸市中央区相生町にオープンしました。
その後2021年7月、25周年を機により良いレッスン環境を求め、神戸市中央区古湊通1丁目に移転し新たに歩み始めました。
「神戸音楽館」では、モンテッソーリ教育とリトミック教育を土台とした発達段階に合わせたカリキュラムにより、子どもの成長を見守りながら、無理なくレッスンに導いています。
子どもの育ちを援助する、子どもを主体とした音楽教室です。
子どもの「今やりたいこと」を見つけ、その力を最大限に発揮できるよう環境を整えています。
自由に動けるスペースの確保、子どもの体に合わせた棚や教具など、未来の土台作りをしている大切な時期の子どもたちの拠り所となる環境を心掛けています。
子どもが自立するために、私たち教師はできないところだけ手伝ってあげます。
すぐ手を出すのではなく、子どもの「やりたい」気持ちに共感しながら、成長を助けるためにどんなサポートが必要かな、という気持ちで見守っています。
「子どもは自ら学ぶもの」子ども主体としたレッスンです。
自分の手や体を動かし「ひとりでできた！」体験を通して得たものを大切に育んでいきます。
イタリア人初の女性医師マリア・モンテッソーリ（1870～1952）が医学的・科学的根拠に基づき考案した、子どもの生きる力を引きだす教育法です。
すべての子どもは、自分の中に自分自身を成長させる力を持っています。
神戸音楽館では、全てのレッスンにモンテッソーリ教育理論を取り入れています。
また、モンテッソーリクラスにおいては「日常生活の練習」「感覚」「言語」「数」「文化」そして「音楽」の各分野の教具を用意し環境を整えています。
その中から「今、やりたいこと」を子どもたちが自分で選び、心ゆくまで活動を繰り返しながら自己構築をする、そのお手伝いをしています。
レッスンではあくまでも子どもが主人公。
大人は、子どもが自ら「育つ」「学ぶ」主人公になれるよう環境を整えることが大切です。
そのなかで、音楽を通じて、子どもの育ちをお手伝いできれば幸せだと感じています。
私たち指導者が幸せな気持ちで接することは、リトミックやモンテッソーリの教育目的「子どもが幸せになる能力を身につける」第一歩と信じています。
私自身も指導者として、子どもの「できた！」を育み、成長に気づき、見守る姿勢を大切にレッスンしています。
リトミック研究センター本部研究室にて、STEP1指導カリキュラムの開発及び、リトミック講師の育成、教員養成校（東京・名古屋・大阪）でのリトミック・モンテッソーリ教育の授業を担当しています。